ホームカミングディ |
この絵はがきは 林昌世さんhttp://www.pilicadesign.com/のデザインで
垢抜けた色合いが 神戸らしく素敵です。
神戸の版画と言えば 川西英氏http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/online/hyakkei/profile/が有名で 父が気に入って集めていました。
色合いは違いますが ハイカラな神戸の街が浮かんできます。
終戦間近の昭和19年 神戸高等商船学校卒業後 戦地に赴いた許婚と
当時女学生であった UNさんは挙式を挙げることなく彼は戦死。
その後 UNさんは軍医になろうと東京女子医専に進むが終戦。
独身を貫き今や92歳。
50余年の開業医後 余生を送るため神戸市垂水区に帰ってこられた。
その間 彼の遺族年金には手を付けず
すべて彼の母校である商船大学に寄付された。
それを記念して 大学の中に彼女の名前を大ホールとして名を残している。
UNさんは 許婚がこよなく愛した友ケ島海峡を望む淡路島の地に墓碑を建立された。
その墓碑が我が家の直ぐ近くにあり 何かのご縁かと思い今まで何度か訪れていたが
今日初めて 大学のパーティの席でお会いすることとなった。
それは 高齢にも拘らず歌集を出版され この日 彼の母校に寄贈された。
それにしても 縁と言うのは不思議なものである。