山村留学 6日目 chu君の一日 |
子供の力は不思議な気力と元気を与えてくれる。
ひと塗りの刺激を また塗って満足していた。
「僕にもさせて下さい~」と言ったが 下げ振りと言う寸分の狂いもないように板を張らねばならず
おじさんは「危ない! 離れなさい!」と強い口調で言い放った。
そんなにすごい声で叱らなくてもいいのにと思ったが
強い力で金槌を振り上げると 当たった時の危険があるから言ったと話してくれた。
そりゃそうだ。
それでは 何かものづくりをしては?
寸分の狂いも出来ないな~と緊張感が漂った。
おじさんは 先に足で押さえていた。
最後まで キッチリ切ろうと一人でやってみた。
勝ち負けではなく 力を出し切ることやこんな触れ合いがグッと親近感を増した。
昨年は子供 こどもしていたけれど成長したな~とたくましくなったchu君を見ていた。
畑の野菜や 先々週に急いで作った紅生姜の甘酢漬などを盛った。
おじさんが横を向いている時 素早くトマトを皿にポイっと乗せていた。
二人でニヤッと笑ったが 夫は全くその行動も笑っていることにも気が付かず無関心。
まぁ~いいか♪ ♫
最後に「何が好き?」と尋ねると chu君は玉子と明太子と言った。
夫と私は 灰ワカメがコリコリして美味しかったと話した。年の隔たりを食べ物でも感じた。
金運がつく・・・と言うけれど やっぱりヘビは気持ち悪く嫌だな~
男二人で 樋に入って行ったのをポンポンと叩き 追い出して写真を撮っていた。
やっぱり こんな時は男だ。
ゴキブリで逃げる夫が ヘビには平気で接していたのが妙に不思議だった。
chu君のご両親がお土産にと下さった。
娘が厚かましくも羊羹を希望し 全く同じ羊羹と養肝漬を我が家にも同じように頂いた。
ようかんとようかんづけ面白いな~
とらやのは固目だが 分大の丁稚羊羹はやんわり優しい甘みで食べ易くまろやかだった。
長い間 明石に住んでいたが 分大の最中は好きでよく買って食べていた。
この日 生まれて初めて分大の丁稚羊羹を食べたことは凄いことで 初めてに感動した。
贅沢な物を頂くとはどういうことなのか懇々と話をすると その間みんな静かになった。
いつも こうであればと願ったが おやつが終わると元の賑やかさに戻った。
Oh my God!
相性だろうか? 初めて行った時の方を指名したが指名制度はないとのこと。
「痛い 痛い~」と言っていたら chu君がgood ideaで掃除機を持って来てくれ
この様に ゴリゴリさすってくれた。 ローラーの様なものが回り気持ちが良かった。
子供の発想は とんでもなく面白く愉快だ。 いくらでもやって欲しいと思った。
ゴリゴリ感が気持ちよく肩凝りには効果があるんかな? chu君も気持ちよさそうだった。
「親方! なかなかいいですね~」
「そうかね~ 君もがんばれよ~」
「はい!」 と言っているような・・・
見ていて こんな関係に 嬉しく思った瞬間だった。
食べるだろうかと心配したが全て口に含んでくれ 高野豆腐が美味しいと言ってくれた。
紅鮭も塩加減が美味しかった。
偶には 和食もいいか~ 一緒に食べてくれてありがとう。