阪神デパートのイカ焼き |
海事補佐人と言うが 私には仕事の内容はさっぱり分からない。
毎日 こうやって島から出ることは「亭主元気で留守がいい~」と思っている。
しかし今の状態は 家の中も外もひっくり返って猫の手も借りたい位である。
足が痛いとは言っておられず お茶の準備や村のことでも色々とあった。
その10時のtea timeに 前の空き家の持ち主夫婦が解体屋さんを連れてやって来た。どうやら家を壊す見積もりのようだ。 田畑はご近所の方に見て貰っている。 その件で いきなり道で会った借り手と貸し手が大声で怒鳴りあっていた。深い訳は知らないが 私は農地を作って頂いている方には気持ち一杯の感謝をしている。
耳に入ってくる内容から 棟梁は「今どき 難しい村やな~仲良うせんとな」と一言。
延々と12時半まで言いあっているのを 「まだ続いとる~わ」と 又もやぼやいていた。
ドキドキしたご近所の話を 留守の夫に話すのは疲れると思い話さないでおこうと思った。夫は隣人の争いごとを好まない。 近所は常に仲良くしなければならないと思っている。だから 私が話す村の話は快くはなく受け付けない。
機嫌よく行って 帰って来てね~♪ ♫
そして 先にコンクリートを張ったガレージが道具を置くにも役立った。
電気・水道・大工工事など 時間ごとに車が減ったり増えたり訳分からん。
腰痛で横になりたくても 何かで呼ばれることも多く食事も疎かになっていた。
隣のお婆ちゃんの愛ちゃんを思い買って来たと話した。
そして これは母も好きだった。
勿論 私も愛ちゃんと食べたことを思い出し懐かしさでいっぱいになった。
愛ちゃんが食欲がない時「何が食べたい?」と聞いたことがあった。
お父ちゃんに「帰りに買って来て欲しい」と頼んだ。
煙草が好きだった2人はタバコ友達で 主人から愛ちゃんへ「あいちゃん・・・はいお土産!」と言って渡して受け取った時の二人の喜んだ顔を今でも忘れない。
食べた後の感想も「普通の味やのに何で食べたくなるんやろうね・・・」と 取り止めのない話をしたことを思い出していた。
今日は イカ焼きを好きだった母の分も数枚買って来てくれた。
私はがさつ者で直ぐに口に入れかけた時 まんまんちゃんへお供えして愛ちゃん・お母ちゃんへみんなへ見せてから~と・・・いつになったら食べれんのん?
懐かしい味だった。
ちゃんと留守番が出来て 子供たちの相手もして良くやった!と思った一日だった。