わざわざ大阪から~ |
朝の6時過ぎに大阪を出て来たと言う。
こんな島に申し訳なくと思い「すみません」と言うと「毎日のように僕達は来ています」と仰った。我が家が終わると 隣の市のお客さんの所へお風呂のことで行くと話して下さった。
バスルームの設置のため 昨夜は遅くまで大工さんが場所を整えて下さった。
その場所に部品や本体などを運んで 片付けて 設置して また掃除をしながら~
キビキビしている様子が 歩く音で分かった。
何だか嬉しくなって 美味しい珈琲を入れてあげようと思った。
お昼にも美味しいお茶を入れたくなり 沢山のお茶菓子をお盆にそっと置いた。
笑顔が素敵な二人の男性・・・彼らは時間に追われ必死な様子が伝わって来た。
初日に来た若い島の男達とは 仕事への情熱に明らかに差があると感じた。
棟梁もそうだったが 私も同じことを感じていた。
そこらかしこに工事で散らかった物があるにも拘らず 真っ直ぐ突っ立ったまま棟梁のすることをぼんやり見ていることに 棟梁も視線を感じたのか「もう することないから帰って貰ってもええ~」と言われた。 彼は喜んでいそいそと帰って行ったが 棟梁のやるせない気持ちが黙っていても感じた。
自主的に動くのは時間も動きも無駄がなく
その仕事への情熱は歩き方や顔つきまで違い
そんな人の仕事は丁寧でそれでいて 周りもhappyにする。
気持ちよい職人さんとの出会いに恵まれ 今日も爽やかさが残った日だった。
お風呂のことを思い出したが 小さい時は五右衛門風呂だった。
熱い鉄で出来た風呂の中に円い木の蓋を乗せ 木に足から体重をかけ周りの鉄の熱さに触れないよう注意しながら入った。今となっては あんなお風呂に入ったことも懐かしいと思っていたが その後には昭和37年頃の岩戸景気(いわとけいき)の時代にステンレスに変えた。
どちらものお風呂は ポカポカ温かさが持続し変な形のお風呂でも楽しかった。
二人の息が合って お昼を過ぎても手を休めなかった。
休憩時間はわずか食事の間だけ・・・熱心な人たちだ!一人で感心していた。
近所のおばさんが毎日のように何度も様子を見に来ているが 危なっかしくて・・・
イタチも私達が寝てから活動開始し あさの5時半にはナイロンを裂く音がする。
起きがけに音が聞こえたので「こらっ~~」とベッドから声で撃退し 一目散で音がする方向へ走った。 こんなに騒いでいるのに 夫はまだ爆睡中。
だいたい ゴキブリやイタチを何故私が追っかけなければならぬのか? プンプン!
早く 土間の空いた箇所を塞がんとアカン。
イタチに疲れてしまった。 あははは~