朝から全てが止まったまま |
「ごちそうさん」が始まっても だ~れも来やしない。
やっぱり 総監督がいなければ勝手に進めることが出来ないのかな?
何となくぼんやりして 好きな木や昔のはめ込まれたガラスを見ていた。
こんなガラスを 昔の人はどうやって作ったんだろう?
この左手には小さな玄関がある。 ↓
家は古く傷んでいるけれど 昔は材木がふんだんにあったんやな~と思った。
工事用掃除機がこんな時に役立つが 掃除しようと一日中置いたまんま。
今日はゆっくり休ませて貰おうかな?
昨年の地震前には 少しは左右に動いていたと思ったが・・・
いずれ 大工さんに敷居を削って貰うか障子を叩いて外すしかないと考えている。
その向こうには いつも食事をしていた部屋があり そこが物置になっている。
お風呂と洗面所の戸が完全に付くまで 毎夜イタチが侵入し荒らしていたようだ。
3㎝もあれば 体を細めて入ることは簡単なそうな~
毎晩食い散らかされているのに お菓子の片づけを忘れていた処 銀紙まで剥がして薄いサクサクのエコルセをかじっていたのには何も食べる物がないんやな~と同情したが こんなことでは許さん!と再び罠を仕掛けたのは あの寛大なお父ちゃんだった。
細く黒いウンチをカバンの上や絨毯にやられてから 「イタチも食べる物がないから もし捕まえても逃がしてやろう~」と飽きれる発言を確かに言った父ちゃんの人格が変わった。
この人は あな恐ろしや~
甘かった!
今は台所だけが生活の場所で どさくさの暮らしだ。
綺麗に見えるが どこからともなくホコリが毎日落ちてくる。
そして その仏さまの横の床の間は 一見 変な額が掛かっているが・・・
完璧なボロ隠しにはならないが 次の修理は「ここら辺だ!」と思って見ている。
私達はこれからも 動ける間は家の手直しを続けるのかも知れない。
そうして この家は誰も住まないと思うと勿体なく先祖に悪い気がするが
その時は 誰かがその時代にあったように考えてくれるだろう。
持って死ぬことは出来へん~あはははは~
取り止めのないことを思いながら 彼の病状はどうなのかを思いながら
朝から 私も止まったままのような一日だった。