お年桶 |
床の間が3か所もあるが 普段みんなが集まる部屋に入ると
お年桶と言うのが祀っていた。
お正月に米 餅 橙などを入れて 年神様にお供えする桶のことを言う。
同じ島の中でも 土地が変われば風習も異なるように思う。
廻船問屋をしていたこともあって しめ飾りは4日までのお飾りらしい。
橙だけを残して うらじろ等は外されていた。
この桶にも 新年が開けて4日間はしめ飾りがあったらしい。
新年には 代々の鶴と亀のお軸が飾られていたが
同級生にお願いした永寿と書かれた書が いたく気に入り
ずっと掛けているとのこと。
長命であることを 従姉夫婦は新年に強く願ったんだろう。
気兼ねなく行ける従姉夫婦が ずっと長生きして欲しいと願った。