ま~るくま~るく まるカット |
梯子を3台出して 入念に足場を固定している。
見た目は植木屋さん。
夫は背の高い一本の木を 一日掛けてプロの様に切ると言った。
雨の日が続いても 年末には綺麗な庭になっている・・・かな?
千両はもっと可愛いな~と思う。
年度末になると 何故か分からないが千両が欲しくなる。
ま~るくま~るくカットの出来が 腕の見せどころ・・・
いつだったか刈りこんでいた処 中から蜂が飛び出してきたことがあった。
蜂が飛びまわると 「ゴォ~~」っと
大きな咽喉からの声を出せば蜂は逃げると教えられたが 私が慌てて逃げた。
蜂がヨタヨタ歩く姿を最近になってよく見かけるが 油断できない。
昨年まで何十年も剪定のお世話になった近所の植木のおじさんが急に心臓の病気で亡くなった。
とてもお元気で毎年忘れずに来てくれ おじさんの横に腰かけてお茶を一緒に飲み 長話を楽しんだ。
最後に会った日には「タコをいっぱい貰ったから」と言って持って来て下さった。
気の優しいおじさんと話をすると 尖がった心が和んだ。
私はおじさんのことを 明治カールの「カールおじさん」にそっくりと思っていた。
カールを見る度 髭や眉毛の濃さや格好や話をしたことが思い出される。
その方が来ないことを知って 今年はボチボチやろうと言った。
梯子に乗っている夫の姿を見て 一瞬おじさんが木を切っている?と勘違いし
「おじさ~ん お八つですよ」と言いそうになった。
いい人が逝くのは 悲しい。 寂しい。