山遊びとシジミ採り |
私の村から 向かいの村も近くに見えます。
いつも2月の節分前になると周辺を清掃し 男衆だけがお参りする習わしがあります。
こんな近くにお祀りしているとは・・・信仰心とは形があってないようなものでしょうか?
竹で編んだのは その年の当番が作るようですが古いしきたりが続いています。
母が祖父母の養女となった時 フクロウが出る山奥に小さな孫を遊ばせるのは可哀想・・
また 深い池や川も近くにあり危険と言うこともあったそうですが
この場を離れる一番の決め手は
おじい様が宴会やどんちゃん騒ぎをしたいが為
一軒でも周りに見える家がある 今の場所を選んだと聞いています。
ちなみに当時 おじい様は田舎の銀行を立ち上げバブルだったそうな~
その後の田舎同士の銀行合併や 時代の流れで
最後は潰した(倒産でしょうね)と両親から聞いていましたが
90を過ぎた村のお婆ちゃんからは「あんたのお爺さんから融資して貰って助かった」と
話を聞かされ それはいいことをしたんだな~と思っていたら
村のある人からは「今で言えば 銀行はサラ金業者みたいやった」と言われた時は
「正にその通り!」 銀行はサラ金業者とグループだから当然だと思いました。
どっちがどうだったのか分かりませんが 羽振りがいいのは一時だけだったと思います。
いつの世もバブルや不景気の繰り返しだと思っていますが
戦争があったことで農地を殆ど解放し 我が家はがらりと変わったようです。
何もかも失ったことの苦労話やおじい様も心労で逝き 相次いでおばあ様も逝き
母までもが この地で苦しんだことを若い頃から聞かされていました。
赤い色の椿も美しいですが 葉っぱの色も艶々とし綺麗です。
冬の冷たさから比べると 今日は水も生暖かく砂も退けやすく
溝に手を入れ 30分ほどシジミを探りました。
昔からシジミ採りは楽しみでしたが 母が幼少の頃もシジミが採れたと話していました。
山からの恵みの清らかな水の流れが ずっと続いていることなのでしょうね。
主人は草刈り機で竹林の除草をし 大きな倒れた竹を退け
筍がないか調べましたが穴が3つあり 既にイノシシに掘られた後だったようです。
もう1か月も経たない内に筍の季節がやってきますが天麩羅が食べたいですね。
おっと ビックリ! 何でも触るけれど これはちょっと苦手。
ヤゴは写真を撮ってから 近くの川に逃がしました。
家から県道を隔てた前の田んぼに 土筆が生えていると聞き見に行きました。
このように何年も耕していない土地に 土筆は何処よりも見事に生えている気がします。
この色がいいな~と 不完全を 私はとても気に入っています。
素焼きに土筆を飾りましたが 旬を食べたいので佃煮にしましょう。
玉子の中に辛子明太子・わけぎのヌタ・釘煮・菜の花・土筆の佃煮・蜆の味噌汁など・・・
黄色のカリフラワーは頂き物ですが 殆どヒヨドリにやられたぁ~~と
おばちゃんは ひどく怒っていました。
肝臓が良くなるような気がします。
田舎にて春の恵みを沢山頂きましたが 皆さんに少しでもお分けしたい位です。
明日から九州へ行きますが 帰宅は14日の予定です。
その間 写真を見て頂けないことや書けなくて残念です。
15日に またブログでお会いしましょう。